“木屋瀬宿”について
木屋瀬宿が いつ開かれたのか明確な記録はありませんが、参勤交代制度の確立によって整備されていったと考えらます。木屋瀬宿は筑前六宿の一つで、赤間街道(内宿通り)の起点でもあり、長崎街道との追分の宿として栄えました。
宿場は東構口から西構口まで約1.1キロメートルの街道で、裏通りのない一本道は本陣付近で「く」の字に曲がり、家並みはのこぎり歯状に建てられていました。これは、「矢止め」と呼ばれ、敵が攻めてきたときにそのくぼみに隠れたり不意をついて攻撃したりするために配慮されたものと言われています。宿街道のほぼ中間には、代官所、本陣、脇本陣、郡屋、人馬継所などの施設と共に14、5軒の旅籠がありました。
木屋瀬宿には、シーボルトやケッペル、測量学者の伊能忠敬だけでなく、白象が泊まったという記録もあります。古い町並みは、今も江戸時代の風情を漂わせています。
ちょっと歩いてみませんか!
■木屋瀬 宿場コース(所要時間 約1時間弱)
昔の風情が残る木屋瀬宿を散策してみませんか!木屋瀬資料館の中を楽しんだ後、お寺めぐりを楽しめます。途中、素敵な民芸店・お菓子屋さんなど、昔の町並みを楽しむ事ができます。