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八幡西区木屋瀬四丁目13

村庄屋跡(松尾家)

 木屋瀬には村庄屋、宿庄屋、船庄屋の三庄屋が置かれ、村庄屋は村全体の統括をしました。松尾家は屋号を灰屋と称し、問屋役・人馬支配役・村庄屋などを務めました。当家には江戸時代後期から明治初期にかけての木屋瀬宿駅、郡方、村方に関する貴重な資料が多数伝えられています。
 この建物は江戸時代末期の建築で、木屋瀬を代表する町屋のひとつです。妻入りの入母屋つくり、漆喰を軒裏まで塗りこめた大壁つくりで、かつて二階に鉄格子付きの窓を設け、外側に防火戸を建てていました。居室部にはすり上げ戸が残っています。

【アクセス】 筑豊電鉄木屋瀬下車、徒歩8分