【開催場所】 木屋瀬一帯(木屋瀬三・四丁目)
【開催日】 8月13〜15日
木屋瀬盆踊り
この木屋瀬に伝わる盆踊りは、享保年間(1716年~1736年)この町の人が伊勢参りをしたとき、その土産にと習ってきた伊勢音頭に大名行列の供奴(ともやっこ)のしぐさやかけ声を取り入れて作ったものだという説もあって、地元では宿場踊りと称しています。
芸能は遠賀川対岸の植木の町に伝存する三申(みさる)踊とほぼ同じですが、きわめて洗練されていて優雅な風格のあること、その扮装がまことに特異なことが特色です。
踊り手は道中姿を連想させる手甲脚絆に、女は妻折笠をかぶり、男は三度笠と、腰に提灯を下げます。囃子は太鼓と三味線で、踊り手の輪の中心に立てた大傘の下に位置します。踊りの種類は並手(思案橋ともいう)、次郎左(みやこともいう)、本手の3種があり、次郎左は単調な振りを繰り返すだけですが音律は優しいです。本手は変化に富みながらもやや悠長な踊りです。
並手の中の男の踊りに「おてんき、ひめじょ、さんばそう、うしろ、みざを、とあみ、やじろべえ」とテンポの早い7つの変手があります。
毎年8月13日から15日までの初盆の家を中心に踊っています。また、毎年11月の「筑前木屋瀬宿場まつり」で踊っています。