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八幡西区茶屋の原一丁目4

大日堂

 徳川家康が朝鮮出兵の際に建立した寺といわれています。
お堂の中には、十念石が「大日」としてまつられ、 「馬場山古道院香徳寺」といい、浄土宗穴生弘善の末寺です。
本尊は「阿弥陀如来」で、僧都恵心の作と伝えられています。
 鞍手郡雲取城主麻生氏の菩提寺でしたが、麻生氏没落後、荒廃していたのを村民が草庵を建立し、この像を安置しました。
 文禄元年(1592)豊臣秀吉が朝鮮出兵の際、徳川家康が肥前名古屋城へ赴く途中、この地に滞在したさい、 黒崎村の信誉という僧を招き、寺を建立しようとしました。
ただ、何のための建立か目的も、どこに建立したのかも分かっていません。
 信誉がこのとき立てた石は、茶屋の原の街道側に、堂をたて「大日」と崇め祀られています。

【アクセス】 バス停、馬場山ランプ入口バより徒歩8分