八幡西区藤田一丁目5-28
浄蓮寺
慶長2年(1597)信誉存道上人開山、穴生(あのう)弘善寺の末寺、浄土宗鎮西派です。
境内には、火除け地蔵といわれる愛宕地蔵、悲恋の美女をまつる紅梅地蔵、全国でも古い芭蕉塚があります。
●紅梅地蔵尊
高さ50㎝の小さな紅梅地蔵は、安産、婦人病など女の地蔵として知られています。紅梅姫は14代花尾城主・麻生重郷の側室でしたが、正妻柏井御前の策にかかり、18歳の若さで自害。翌年、柏井御前の娘が発狂、母を殺害、紅梅姫の亡霊が藤田の里に現れ、人々を悩ませました。
紅梅姫の無実を知った重郷が紅梅地蔵を造り、その霊を祀るとタタリはやんだという言い伝えがあります。