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小倉北区清水五丁目10-16

大満寺(曹洞宗)

 天正年間(1580)頃、企救郡古川村(現在の小倉南区徳吉)に創建されましたが、元和年間(1620)頃、火災に遭い小倉城内魚町へ移転しました。そして、昭和28年現在地へ再度移転しました。
 本尊は、かっては住職一代に一度の御開帳という秘仏で、行基の作とも云われ天正年間に火災にも本尊のみが焼け残ったと云われています。
 また、本尊は「塩買観音」とも言われています。ある年、雪の連日降り積もるなか、塩が無くなり調理が出来ないでいると、商人が塩を担いできました。寺では、不思議に思い、商人に尋ねると、昨日僧が来て「小倉城下の大満寺の僧だが、明日、塩がいるので届けてほしい。」といって代金を置いていったと言う。このことから、ご本尊が行ってくれたのだろうということで、塩買観音と呼ぶようになったそうです。
本尊 十一面観音(塩買観音)

【アクセス】 バス停、真鶴町より徒歩10分