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八幡西区上の原一丁目20

凉天満宮(菅原神社)

 この神社は、菅原道真公をおまつりしている「菅原神社」です。
 旧長崎街道沿いにあり、境内にあった大松の下で旅人が休息したので、この松は「夢想の松」「凉み松」と呼ばれいつしか神社も「凉天満宮」と呼ばれるようになりました。
 今では松の木も枯れてなくなってしまいましたが、次の様な言い伝えが残されています。
江戸時代正徳年間(1711~1716)のある年、長崎の熊部新治郎と言う人が所要で京都に上る途中、ここで休息し、松の枝にお金の入った荷物をかけたことを忘れて立ち去ってしまいました。
 翌年、新治郎が帰郷のとき、再び立ち寄ってみた所、荷物はそのまま残っていました。
新次郎は神のおかげと感謝し、石鳥居を寄進したということです。これから、この松の木は「かね懸けの松」と呼ばれるようになりました。

【アクセス】 国道200号線沿い、バス停、上ノ原下車徒歩1分