八幡西区岡田町1-1
岡田宮
古くは菊竹の浜(貞元)にあって、洞海一帯の地主神でした。
慶長10年(1605)のころ、黒崎の宿が整備され始めたときに現在地に移り、黒崎の産土神(うぶすながみ)となりました。
街道を上下する諸大名にも尊崇され、現在も50余町の産土神として敬われています。境内に黒崎十二景の句碑、三条実美の歌碑があります。
●黒崎十二景句碑
句碑 昭和50年12月建立
古代から黒崎は陸海路の要所であり、万葉時代は太宰府への往来で、江戸時代は筑前六宿の起点として長崎街道に通じ、参勤交代の大名行列や旅人で賑わっていました。
俳人の往来も盛んで、宗因、去来、憔然、支考など黒崎を訪れた俳人の句と、地元黒崎の俳人が郷土の風景を写生したもの十二句が碑になっています。
●三条実美歌碑
歌碑 昭和43年12月建立
玉ちはふ 神し照らせば世の中の 人のまごころかくれやはする