北九州の街をゆっくりと歩いてみませんか

八幡東区宮の町二丁目2-1

天疫神社

 醍醐天皇御代の延喜年間(900)大干ばつが襲い、疫病が流行しました。困った里人たちは協議して、高杯山頂(現在天疫神社のある山)で勧請し祈願したところ、疫病が収まりました。 その後、疫神社として北九州一円の人々の厚い信仰をうけていましたが、寛永9年(1632)小笠原氏が入国後、この古社のご神徳があらたかなるところから、社殿を改築し、崇敬したとされています。
 社殿には小笠原家の家紋「三蓋菱」(三階菱)が飾られています。 現在の御神殿は大正12年に造営、また祝詞殿および拝殿は昭和50年に完成しました。
 境内と周辺は樹齢推定400年のクスなど大樹が茂り、歴史をしのばせます。

【アクセス】 バス停、荒生田公園下から南に徒歩10分