八幡東区諏訪二丁目1-5
枝光八幡宮
八幡製鐵所本事務所があった八幡東区枝光界隈は、往年の賑わいは失われましたが、製鐵所跡地の東田地区再開発にともない新しくホテルやマンションが建つ等変貌を遂げつつあります。
懐かしさの残る枝光本町商店街を東に500メートルほど登っていくと枝光八幡宮の鳥居に着きます。樹林が茂る187段の石段を登りつめると境内です。
建久5年(1194)に下野国の宇都宮上野介重業(のちに、麻生重業と改名)が花尾城主となった折、領内の守護神として宇都宮八幡大神を勧進して枝光宮田山に祀ったのが創始と伝えられています。
その後、兵火のため社殿が焼失しましたが、寛永4年(1627)に、いまの諏訪山の地に社殿を遷し再建されました。現在の社殿は大正7年(1918)に建立されたもので、平成6年(1994)秋には創建800年祭が行なわれました。
相殿に奉る武御名方命(諏訪大神)は八幡大神の勧請よりも前にこの地に奉られた神で、このことから諏訪町の地名が残っています。氏子は枝光地区の6,500世帯。