八幡西区町上津役西四丁目4
地蔵菩薩
八児小学校前に、お地蔵様が奉られています。
地蔵様信仰は平安時代に中国から伝えられたものであり、阿弥陀信仰とも結 びついて広く庶民に広まっていったといわれています。
地蔵の名のおこりは、人々の苦しみや悩み、願いごとなどすべてかなえて下さるという大悲の心が、ちょうど大地の中にあらゆるものの命を育む力が蔵されているように、人々をいつくしむ心を無限にもっておられるというと ころから「地蔵菩薩」という名がつけられました。
江戸時代になると道祖神信仰とも結びついて、村境や町の入り口、あるいは、 辻に地蔵菩薩をおまつりする今日のようなすがたが見られるようになり、一般庶民とさらに深く結びついていきました。
地蔵菩薩は左手に宝珠をのせ、右手に錫杖を執って、路傍に立っています。六道四生(迷界=地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)の苦患を祓うものといわれています。