門司区清滝三丁目6-8
三宜楼(さんきろう)
エキゾチックな建造物が立ち並ぶ門司港レトロ地区から少し足を延ばすと、そこにはまた違った門司港の表情があります。
門司区役所周辺の清滝から錦町へと続く一帯は、別名「門司港の山手」とも呼ばれる閑静な地区です。かって官庁街だった清滝の周辺には接待用の料亭がたくさんありました。
まるで、お城のような石垣の上に建つ木造3階建ての建物、元料亭「三宜楼」もその一つでした。
昭和の初め、門司港には200人を超す芸者がいたといわれます。
料亭は彼女たちの晴れの舞台で清滝の料亭を中心に、門司港の粋な文化が育まれていきました。