北九州の街をゆっくりと歩いてみませんか

門司区港町7-1

旧門司三井倶楽部

 大正10年(1921)、三井物産の接客・宿泊施設として建設されました。ハーフティンバーという手法が強調された、英国チューダ様式を採用した個性的で豪華な建物は、平成2年(1990)に国の重要文化財に指定されています。
 大正11年(1922)に講演のために来日したアインシュタイン博士夫妻は、日本での最後の夜をここで過ごし、12月29日、日本郵船「榛名丸」で門司港からパレスチナに向けて出航しました。
 昭和24年から旧国鉄会館として利用されていましたが、その後北九州市の所有となり、平成7年に保存のため旧所在地であった門司区谷町から現在地に移築されました。
 1階はレストランやイベントホール、2階にはアインシュタイン・メモリアルルームと門司生まれの作家林芙美子の資料室があります。
●料金/2階のみ大人100円、小中学生50円
●開館時間/9時~17時
●休館日/年末年始
●お問い合わせ/093-321-6191

【アクセス】 JR門司港駅下車、徒歩3分