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門司区西海岸一丁目、港町

門司税関一号上屋

 この建物は大連航路待合室とも呼ばれ、昭和4年(1929)の完成から終戦に至るまで日本と海外を結ぶ拠点として重要な地位を占めていました。戦後、進駐米軍に接収されたのち、港湾倉庫として使用され今日に至っています。
 東側玄関入口にはチケット売り場と思われるブースがあり、「上階待合室」と「下階旅具検査場」と表示されています。玄関正面のデザインは左右対称の抽象化された幾何学模様でアール・デコ調となっています。
 平成25年からは旧大連航路上屋として一般公開され、松永文庫がオープンし資料展示を行っています。

【アクセス】 JR門司港駅下車、徒歩7分
関門海峡&門司港レトロHP