八幡東区東鉄町(牧水の丘)
若山牧水歌碑
「荒生田の さくらのもみぢ ひとよさの
時雨にぬれて ちりいそぐなり」
荒生田一丁目公園の横から急な坂道を登ると、うっそうとした樹木に囲まれた住宅が並んでいます。坂道の行き止まりの少し手前左手の、丘の中腹にある住宅の入り口横に歌碑は建てられています。ここは大正時代に牧水の泊まった山荘があった場所ということです。ここに泊まり、北九州創作支社の同人達を指導したものと思われます。
(平成12年12月 建立)
●若山 牧水
(わかやま ぼくすい)1885~1928
宮崎県生まれ。中学時代から短歌に親しみ、早稲田大学卒業直後に歌集「海の声」を出版しました。明治43年に短歌雑誌「創作」の編集人となった牧水は、大正6年に短歌結社創作社を作り主宰しました。
歌と酒と旅を愛した牧水は北九州を3度訪れ、歌を詠み、紀行を書きました。約7,000首の歌が収められた「若山牧水全集」(全14巻)は、これまでに3度出版されています。
宮崎県と静岡県に記念館があります。
本名 若山 繁。