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小倉北区堺町一丁目7 堺町公園内

杉田久女句碑

「花衣 ぬぐや纏はるひも いろいろ」

 昭和50年11月建立
東京女子高等師範学校附属お茶の水高等女学校卒業後、明治42年旧制小倉中学(現小倉高校)の美術教師・杉田宇内の妻として移り住みました。
大正5年より兄の手ほどきで句作を始め、大正7年には「ホトトギス」の雑詠欄に入選する天性の才能を発揮し、 昭和9年「ホトトギス」同人となりましたが、後に除名されています。 昭和21年大宰府にて逝去。
 
●杉田 久女
(すぎた ひさじょ)1890~1946
大正、昭和前期、女性俳句の草分けとして活躍した俳人。鹿児島県生まれ。小倉中学校の図画教師として赴任した夫宇内とともに小倉に移り住む。
華麗で、官能的浪漫的な句境で高浜虚子は「清艶高華」と評価した。「ホトトギス」巻頭を3度占め、俳誌「花衣」も主宰した。戦後は松本清張「菊枕」、田辺聖子「花衣ぬぐやまつはる…」などの小説で紹介されている。
本名 杉田ひさ。

【アクセス】 JR小倉駅より徒歩10分