小倉北区堅町一丁目2-13
松尾芭蕉の碑
安国寺は、室町幕府を起こした足利尊氏が全国に建てたお寺のひとつです。
お寺ははじめ、古船場の近くにありましたが、細川忠興が小倉城を建てるときに現在の場所・竪町に移されました。
境内には、芭蕉ゆかりのものをはじめ、元和八年(1622)最上藩の内紛で細川藩預かりとなった最上光直の墓と、伊達騒動に連座してこの地に流された伊達宗興の墓など、歴史上の人物にまつわるものがたくさん残されています。
柳塚も芭蕉ゆかりのものです。文政年間(1810~1830)のはじめ頃、小倉の俳人たちが、芭蕉が書いた短冊をうめ、芭蕉をしのんでたてた塚です。
横長い石には
「八九間 空で雨降る 柳哉」
という短冊にかかれていた芭蕉の句が刻まれています。