北九州の街をゆっくりと歩いてみませんか

八幡西区木屋瀬三丁目16-26 

木屋瀬の風景

 

 人とカッパの仲がよかったころのお話です。
昔木屋瀬は長崎街道の宿場町として栄えましたがその、ずうっと前のこと付近の川にはたくさんのカッパが住んでいました。
 ある日わんぱくな子カッパが釣り糸を作ろうとしました。馬のしっぽの毛を使って、つり糸を作ろうと思ったのです。川原では馬が草を食べていました。子カッパは後ろから近づくと長い毛を「えいっ」と引っ張りました。
 驚いた馬は、子カッパをけとばし、 「ポキッ」とうでの骨が折れてしまいました。
そこへ、カッパの長老が通りかかりました。「いつもいたずらばかりしているから、こんな目にあうんだぞと、しかりましたが、泣く子カッパを見て、何やら紙に書くと、「これを持って人間の医者のところへ行きなさいと言いました。
  お医者さんは手紙を読むと、かたつむりのからを半分、どらねこのひげを一本、山いもの実を二つ、帆柱山の杉の実、三っをすりっぶして、折れた骨の上にぬり、大きなキュウリ四本を頭にのせると治ると書いてありました。
 「なんとも変わった薬じゃ。」と思いましたが、書いてあるとおりにすると、今まで「痛いと泣いていた子カッパが、急に元気を取りもどし折れた骨が元どおりにつながったのです。
その後このカッパ秘伝の骨つぎ薬で有名になったお医者さんのところには、患者がたくさん出入りするようになり、たいそう栄えたということです。

【アクセス】 筑豊電鉄木屋瀬駅下車